一昨日から八ヶ岳は少し気温が高くなっています。(とは言っても結構寒いのですが。。)
そして昨日からは雪ではなく雨が降っています。
この気温と雨により先日の記録的な大雪がかなり融け出し、雪崩の発生、河川の増水、そして側溝や用水路に雪が積もっているために水が流れずに起こる融雪洪水の危険性があるとのことです。

それにしてもすごい雪でした。。
今さらですが、自らの備忘録も兼ねて、あの雪を振り返ってみようと思います。

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2/15。
玄関を開けると、そこは雪国だった。
しかも結構な「特盛」。。


どのくらいの「特盛」だか分かりづらいですね。
比較対象を並べましょう。

(これ、玄関前には石があってその上に立っています。)

一晩で1mの降雪。いやそれ以上だったかもしれません。それに加えてその1週間前の残雪と、屋根からの落雪もどかどか落ちてきたようで、玄関前は2m近いの積雪が。
何はともあれ、まずは「外界への脱出連絡通路」を作らねば。。。まだまだずんずん降り続く雪の中、家の外の様子が全く分からない恐怖感。一方で、まあジタバタしてしょうがないかという諦めの気持ちからくるであろう笑ってしまうような感覚。
けれど、いざ雪かきをはじめると、そのような葛藤というか迷いのような感覚はすぐに消え去り、何も考えられない無の境地。
そう、ただ掘るのみ。

まず「人が一人通れればOKという道」を、とにかく作るのみ。
長い一日になりそうだ。。

「長い」ついでにその前日のお話。

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2/14。朝から雪がしんしんと降る。
だが1週間前の2/8に40cmほど積もった雪に比べると、降り方自体はそれほどでもない。
ただその日、ワタクシは地区の雪かき当番になっていた。15cmの積雪があれば、雪かきの招集をかけなければならないのだ。そしてそれは「何時に何名の招集をかけるかの全権がワタクシに委ねられている」という状況なのである。
また、何故かこのところ雪が降るというと週末や祝日が多かったのだが、今回に限っては金曜日。休日ではないので、雪かきに参加できる人が多そうな時間に招集をかけるということも考慮しなくてはならない。

そんなわけで、本来この日は朝からショップ出勤予定だったのだが、随時降雪量とにらめっこしなければならない状況になり、店長とシフトを交換してもらった。まあドカドカと降って早めに雪かきが終わってしまえば、途中で仕事を替わろうと思っていたのだ。
しかし、そんな時に限って雪が思ったように降らず、時間ばかりが過ぎる。正午過ぎで積雪8cm程度。ただ、このまま降り続けば、今日中に一度は雪かきをする必要性が生じることは間違いない。ならば地区の皆様の予定が付きやすいよう、早い段階で招集をかけてしまおう。そして平日に多くの人が参加しやすいよう、できるだけ遅い時間にしようと考え、17:30に約25名に招集をかけた。
この結果、この時点で店長と途中で仕事を替わるということは不可能になった。

16:00を過ぎると、雪の降り方が俄然激しくなる。この時点で約20cm以上は積もっていただろうか。慌ててリコマルを保育園まで迎えにいき、そのまま「子連れ雪かき」に行くことに。こうして地区の雪かきを1時間ほど行う。
終了後、今度は庭の雪かき。駐車場スペースから外への出入り口までの雪かきをしないと車が入れない。
約1時間、暗闇で孤独な雪かき。雪の降り方はどんどん激しさを増す。振り向くと、さっき雪かきをした場所にもう新雪が積もっている。。

店長から電話。
いつもの帰り道は坂が急で危険過ぎるので回避して小淵沢のICの方へ回ったら、先を走っている車が立ち往生してしまったらしく、大渋滞で全く動かないとのこと。この時点で高速は既に通行止めで、高速利用という手段は不可能。
う〜む、どうする?引き返して店に泊まるか?
ちょっと考えるとのことで通話は終わる。
しばらくして連絡あり。小淵沢駅の方には何とかぐるっと回れそうなので、インター前から20号に抜ける道から駅方向に回り、そこから別道を経由して何とか帰るとのこと。
いつもなら25分程度で帰宅できるところ、この日は2時間以上かけて何とか帰宅した店長。富士見町でも途中で停まっちゃっている車が数台あったとのこと。後の報道等を見て、店長のこの時の判断がもう少し遅れていたらと思うと、ちょっと怖い。本当に無事で何よりでございました。

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そして再び2/15の早朝。電話がかかってくる。
「9:00から地区の雪かきなのでよろしく〜。」
「えっ、昨日当番やりましたけど。。」
「大雪なんで、当番がもう1周しちゃったんだよ。」
「。。はい、分かりました。。」

9:00からならその前に少し庭の雪かきをしようかな、と思い玄関のドアを開けると。。。
そう、「特盛」。

まあ考えてもしようがない。道を作らないと外へ行けない。
掘る掘る掘る。


掘らないと、地区の雪かきにも行けない。。
掘る掘る掘る。

この道を作るだけで1時間以上経過。。
間違いなく長い一日だ。。

9:00から2時間近く、地区の雪かきに参加。
そして家に帰り、さあここからが雪かき本番。
とりあえずヒト一人は通れるようになったものの、車が出せないと活動ができませんので、何とか車を出せる通路を作らねばならないのだ。
それにしても気が遠くなる雪の量。それでも地道にやるしかない。


車の屋根に上っての雪かきとか、初体験。。

でもどうやったって全部は終わらず、この日は日没。

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翌2/16は見事な快晴。
太陽の下でひたすらに雪かき→すぐに汗だらだら。
とにかく地道に地道に、人力での雪かきを続ける→帽子を取ると頭から湯気噴射。
もういつになったら車が出せるんだろうと、かなり憂鬱な気持ちになりかけた頃、家の前をご近所の先輩ファーマーさんが重機に乗って登場!
たまたま通りかかっただけとのことでしたが、そこで人力のみでヒーヒー雪かきしているワタクシを哀れんで下さったご様子。。トラクターショベルで車の通り道にたんまりと積もっていたの雪をゴッソリかいてくれたのです!ああ、重機の後ろから御光が〜!!
20分程で車が通れるくらいの雪を全て家の前の河川敷に排出して下さいました!このお助けがなければ、きっとこの日に車を出すことはできなかったでしょう。本当にありがとうございます!
そしてついに!








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2/17も快晴!
リコマルは玄関前の雪山で自作の滑り台を楽しんでおりますが。。








ワタクシは筋肉痛でビキビキの体に鞭打って家の前の道路の雪かきへ。。地区の除雪機による雪かきがされていたのですが、車がやっと1台通れるかなという幅しか確保されていませんでしたので、これを広げる作業です。
昨日車が家の外まで出せる状況になったので、雪かきする場所に軽トラックを横付けし、荷台に雪を山のように載せ、それを河川敷に捨てる。この繰り返しを朝から晩まで。。もうぐったり。。
それでも軽トラックが使えなかったら、とても1日では終わらなかったはずなので、昨年軽トラックを購入して良かったなあとしみじみ感じたのでした。
そして雪道での4WD軽トラは最強!雪道でこんなに安定感のある走りができるんだと、心から感動しました。この日の村内の主要道路は、まだ多くの場所で1車線しか除雪ができていなかったり、しかもかなりひどい路面状況だったりしたのですが、皆さんの努力によって村の中心部までは何とか行けるようになっていて、無くなりかけていたガソリンと灯油も手にすることができて一安心。
こうして灯油が購入できたので暖房も心置きなく使えると安心していたのですが、ふと同じ燃料でもプロパンガス置き場への通路を雪かきするのをすっかり忘れていたと思い出し。。
プロパンは家の北側の軒下にあります。そこに行くのに少し石垣状になった段差を登らねばなりません。でも、あくまでプロパンは軒下にあるのですから、そこまでの石垣を2mほど雪かきをすれば良いと簡単に思っていたのですが。。
石垣を雪かきし、そこを登ってみると。。軒下は1m以上の雪で壁までびっしり埋もれておりました。。あまりにも降雪量が多かったので、屋根から落ちた雪が壁側になだれていたようです。
プロパンまで約15m。。時間は既に18:00過ぎ。。もう、明日にしよう。。

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2/18も晴れ。
昨日の続きで、プロパンまでの雪かき。
ただ、周囲の雪の壁が高過ぎるので、かいた雪を壁にのせて積み重ねることは不可能。そこでリコマルのソリを後ろに置き、前でかいた雪をソリに乗せて軽トラの荷台に排出することに。
体の前方でかいた雪を狭い空間で体をひねって後ろのソリに乗せる、という動作は結構なしんどさ。おまけに大した量をソリに乗せられる訳ではないので、雪かき現場と軽トラックとを何度も行き来しなくてはならないので、仕事はなかなかはかどらず。。
それでも午前中いっぱいで何とかプロパンを発掘完了!これでようやく「絶対にここだけはやらなくてはだめだ」という場所の雪かきは終了したのであります。
振り返ると2/14の夕方からほぼ丸4日間、雪かき三昧の日々を堪能したのでした。

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その後は、まあとりあえず何とか生活はできるぞという心の余裕もでき、少しずつ活動エリアを増やせればいいかなとマイペースでの雪かき。
で、蔵までの雪かきをしたら。。


そこに生えている氷柱がどうしても欲しくなったというリコマル。


これでジュースを飲むのだそうです。



またリゾナーレも、降雪の影響で施設の燃料が手配できず、臨時休館せざるを得ない状況となっておりましたが、現在は全て問題なく通常営業しておりますので、皆様是非遊びにいらして下さいね。
ちなみに現在はこんな感じです。

でもI.C.から、道路の雪はほぼ無くなっておりますのでご安心下さい。

それにしても記録的な雪でした。
ただちょっと思うのは、今年って去年に比べると、そこまで寒くないような気がするんですよね。昨年は出現した諏訪湖の御御渡りも今年は無かったですし。
何か今までの経験からすると、極寒の冬より、そこまで寒くないぞって年の方が雪が多いような気がするんですよね。それに春先の3月とか4月の雪も多いなあと。
今年はまだ気が抜けないかな、そんな気がするのですが。。果たして。。



ここ八ヶ岳も、このところ少しずつではありますが、ようやく春を感じられるようになりました。
例えば、陽射しに少しだけぬくもりを感じられたり。
冷たい北風の中に「斬られる」ような痛みが減ってきたり。。
いやいやもっと現実的なことで話せば、洗濯物を干しても凍らなくなったし、お風呂の壁や床面やシャワーが凍る日が少なくなったし。。。
そうそう、築130年の古い家とはいえ、朝起きた時に「まろもも」の飲み水が凍っていたときはビックリしました。。普通に室内で生活をしていて凍傷になる可能性があるかも、と考えたとき。。かなりゾッとしました。。。恐るべし、古民家。。

そんな厳しい寒さとお別れできる春。もうすぐ庭のあちこちにふきのとうがにょきにょき顔を出してくるかと思うと、何だかそれだけで嬉しくなります。



今年の冬の八ヶ岳は、いわゆる「ドカ雪」は多くありませんでした。ただ、小雪が舞ったり散らついたり、そして10cm程度の「微量」の雪が積もるということは多かった気がします。そしてとにかく寒かった。。
そんなわけでいつも地面が湿っている状態だったため、クルマを駐車しているスペースはぐちゃぐちゃ。そしてタイヤで穴が掘れ、それが凍って固まってしまい。。
雪道でのスタックはあまり無かったこの冬ですが、家の駐車場でタイヤが空転してしまい、あわや車が出せないのではとひやっとしたという今日この頃。。



あまりにもひどいので、先日穴に石を埋め込んでちょっとプチ舗装してみました。。でも舗装した場所も全く乾いていないので、車はいつもと違う場所に停めております。


さてさて、ようやく暖かくなってきたこんな時こそ「ドカ雪」注意!
な〜んて思っていたら、先週末は30cm以上積もってしまいました。。(プチ舗装した場所は雪で埋もれてしまい、未だ地面が見えません。。)
でも、そんな大人の悩みなど無関係に、久々の大雪にリコマルも犬たちも大喜び!リコマル用に過去最大級のソリゲレンデを作成。キャーキャー言いながら楽しんでおりました。




ただやはり春近し。雪融けが早い早い。
そんなワケで足の短い犬たちは全身ドロドロとなり、風呂で洗われる。。
そして、風呂場は極寒。。。
しかしながら温かいお湯につかり至福のひとときを過ごす犬たち。。(洗ってる方は寒くて地獄のようですが。。)





我が家の駐車スペースのような土の上には雪が残っておりますが、アスファルトの雪はほとんどすぐに消え、そのおかげでお散歩は「普段通り」にできるようになりました。

ん、「普段通り」。。?


「リコマルが三輪車」に乗って、「二匹の犬が周りをちょろちょろ」。。
そう、それが普段通りのハズ。。
あれ?

逆じゃん。。


どこかのCMのように、ペダルを足で漕ぐことはできませんが、ハンドルを握ってかなりご満悦の様子の「まろ」。。
もう充分だろう。いい加減歩きなさいと促しても、全く降りようとしない。。



だだをこねながらも、ようやく「まろ」が三輪車を降りるのを見て、乗りたくてウズウズしていた体育会系のお方が約1名。。

さすが運動神経抜群のこのお方は、すんなり乗りこみ、坂道では一人でスイスイ乗って楽しんでおりました。。

ただ何のため、誰のための散歩なんだかよく分からないとの意見も。。
でもまあ、リコマルはその姿を見てキャッキャ言って楽しんでおりますし、これはこれで楽しい散歩なので、まぁいいか、と。こんな風に笑いながらお散歩できるのも春近しの証ですね。(冬の散歩は寒さが痛くて笑いが減りますからねえ。。)

ただリコマルさん、最後に注意!
例えドカ雪が降ったとしても、雪はむしゃむしゃ食べるものではありませんぞ〜。







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